H24(2012)年度
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平成24年度 第1回 公開授業研究会
             6月29日(金)

第1回公開授業研究会を開催しました。参加者の皆さんありがとうございました。

 今回も,午前中,全クラス2時間の授業を公開し,参加者の皆さんに参観していただきました。
 午後の中心授業は,國本洋美教諭が体育館で行いました。本校の中心授業としては,初めての家庭科(家庭基礎)の授業でした。
 1年3組の生徒たちは,最初のうちは,慣れない環境と暑さでかなり緊張気味でした。しかし,授業が進むにつれて,授業への集中度が増していきました。
 授業後には,研究協議として,本校教員で,各グループの学びの状況に着目した授業分析を行いました。その分析を通して,教材・学習課題・個々の生徒たちの状況を,多角的に検討していくことができました。
 スーパーバイザーの佐藤学先生からは,次のような講評をいただきました。−−中心授業は,安定感を感じさせる授業であった。教材・資料はかなり多かったが,中心となる3つの学習課題は鮮明であった。ジャンプの課題も適切な難易度の高さだった。それゆえ,生徒たちが,授業に段々と夢中になっていった。授業の前半では,人間関係がうまく作れていないグループがあったものの,ジャンプの課題の学習を通してその垣根が消え学び合う関係が生まれていた。
 続いて佐藤先生からは,「学びの共同体における授業改革と学校づくり」について,次のようなお話をうかがいました。−−日本の高校教育は,旧態依然とており,世界的な水準からはかなり劣っている。活動・協同・追究・思考・探究を中心とした21世紀型の教育へと改革していく必要がある。そのためには,教員は,教科の本質をとらえられるオーセンティックな学びをデザインし,生徒たちが聞き合い・支え合える関係を築いた上で,高いレベルのジャンプのある課題に挑戦できるようにしていくことが大切である。
 最後に,安西高校の今後の課題について,次のような問題提起をいただきました。−−協同的な学びのスタイルは定着している。ただ,生徒たちの学力の伸びはまだまだ不十分である。特に,生徒たちの表情が乏しく重く無気力な感じがする点が気にかかる。学びに夢中になっている生徒の姿も少ない。また,教員との関係性にも,どこか冷たさを感じる。生徒たちが,教員との強い信頼関係が築けるように,校内態勢をもう一度根本的に見直した方が良いのではないか。
 佐藤学先生の講評に続いて,中村里佳先生(広島県教育委員会指導主事)から,指導・助言をいただきました。中村先生からは,研究協議の内容が授業の技術論に偏らず,生徒実態に即したものになっているという評価をいただきました。そのような活動を通して,現在,本校が直面している問題点を解決していくことが重要であるとの助言もいただきました。
 今回の研究会にも,県内だけでなく,西日本各地から80名以上の参加者にお越しいただきました。アンケート等で,多くの激励や問題提起をいただきました。学び合いによって,一人残らず参加する授業を実現する。その基本理念の実現を目指して,今後も取り組んで参ります。
 第2回の公開授業研究会は,11月24日(土)を予定しております。次回も是非ご参加くださいますようお願いいたします。
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◆協議会・講演