H26年度
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1月27日(火)授業づくり公開研修会

海外からのお客様をお迎えして授業づくり公開研修会を開催しました

 1月27日(火),授業づくり公開研修会を実施しました。
 当日は,5限目に玉木雅己教諭が「国語総合(現代文)」の提案授業を行いました。6限は,森本大輝教諭の「数学A」,岡伸樹教諭の「化学基礎」,山田祝子教諭の「コミュニケーション英語T」を公開しました。
 放課後,全体会を行いました。
 先ず,本日の授業に関する質疑応答を行いました。韓国の虎山高校・国内高校とも,協同的な学びの授業に初めて接したという方が多く,色々な質問が出ました。それへの応答によって,参加者の方々が持っていた基本的な疑問については理解が進んだようでした。
 続いて,永島孝嗣先生(麻布教育研究所特別研究員)から,本日の提案授業や安西高校の現状を踏まえて,どのように協同的な学びの授業づくりを進めていくかについて講演をいただきました。
 永島先生は,教師の役割の変化(「教える人」から「学ばせる人」へ)をふまえて,どのような点に注意して授業を実践すれば良いのかという点を中心にお話しくださいました。  
 授業の質を高めるために,本校としては,永島先生のお話の中から,次の各点を意識していきたいと考えます。
「机間指導」ではなく,「机外観察」を細やかに行い,子どもの学びを見取る。その上で,学べていない子どもを的確にケアする。ケアの方法は多様であるが,適切な方法を工夫する。
「協力」(みんなで一つのものを作り上げる)ではなく,「協同」(個が学ぶために他者が必要/はじめはみんなで最後は個で)をめざす。
「作業」の協同学習だけでなく,「探究」の協同学習を積極的に取り入れる。
レベルの高い課題,ジャンプの課題に導くために,1時間の授業の中の「学びの文脈」を大切にする。
協同的な学びのこれまでの研究成果を大切にする。
   (例)・答え合わせはグループ内でできる。
       (誰かが黒板で問題を解く。この時間は,他の子にとっては単なる待ち時間)
      ・指示を出すのは全体で。グループになってからでは徹底しない。
      ・テストをするなら50分の最後に(先ず「協同」その後「個」の原則)
      ・先ずグループで困難に出会う。あきらめそうになったら全体に戻す。
      ・生徒が授業を聞いているかどうかは,手足の動きに出る。

 今回の公開研修会は,毎年実施している公開授業研究会とは異なり,年度当初から実施を計画していたものではありません。虎山高校から本校に学校訪問の申込が昨年末にあったことが,きっかけです。わざわざ韓国から来てくださるということで,単に授業を見てもらうだけでなく,虎山高校の先生方と本校の教員がともに協同的な学びの授業づくりについて,理解を深める催しにしてはどうかと考えました。スーパーバイザーの永島孝嗣先生にお願いしたところ,快く協力してくださることになりました。さらに,せっかくの機会なので,ホームページ等でも開催を告知しました。最終的には,40名を超える方が参加してくださいました(虎山高校20名,県外8名,県内18名)。また,中村一朗広島県教育委員様にも学校訪問を兼ねて御参観いただきました。
 国際的なすばらしい研修会になりました。参加者の皆さまに心から感謝いたします。次年度も,本校の取組を公開する行事を,様々な形で実施していく予定です。是非御参加ください。